さて 今も昔も変わらぬようで新しいシリーズが始まると新しい強いボス的キャラが出てくるのは定石で今回も例外なく新キャラが登場した。
それが「ネプチューンマン」と「ビッグ・ザ・武道」でコンビを組んでいる「ヘル・ミッショネルズ」である。
この2名 完璧超人(パーフェクト超人)という新ジャンルの超人で 取りあえず「最強の超人」という謳い文句を看板にしているツワモノなのだ
さて、キン肉マンには必殺技を個人でいくつか所有しており、「キン肉バスター」や「パロスペシャル」
「タワーブリッジ」など等当時の小学生でも比較的簡単に出来る反面 実際危険な程の効果を発揮する技が存在した。
特に先にあげた3つの技などの効果は絶大で 当時休み時間に技を仕掛けて問題になったクラスもあったほどである。
コミックにはご丁寧に「ゆでたまご先生」による技のかけ方の図解まで用意されており
文末には小さく
※あぶないので 実際に技をかけないようにしましょう
的なコメントが申し訳ない程度に掲載されていたが こんなものは「お酒は二十歳から」と同じくらいの効果しかない。
話を戻すと この完璧超人のコンビにもコンビならではの必殺技に「クロスボンバー」という技があり
この技で マスクを被った覆面超人を次々襲い 「マスク狩り」を敢行しているのである。
その技というのは下記を実際に見てもらえばお分かりになるとおもう。


こんな豪腕2本で挟まれる衝撃は想像を絶するものだろう
喰らったらどうなるのか?・・・
小学生の俺は フッとそういうことを思ってしまった。
こうなるとさすが行動力ナンバー1の小学生、すぐさま友人で一人太ってるヤツを武道役に見立て
「ヘル・ミッショネルズ」にスカウトしさっそく翌日から完璧超人としての活動を行う事にした。
誰彼見境なく襲い掛かるのはさすがに気が引けたので その日にちょっとでも悪い事をしたヤツに粛清する形で技を仕掛けることにした。
ヤンチャ時代の小学生、すぐにターゲットを見つけ 授業の合間の5分だったか10分かの休憩で
校舎の渡り廊下に呼び出した、渡り廊下は細く長いので横には逃げられんので処刑場としては好都合だった。
さっそく渡り廊下で 武道役が(以下:武道)ターゲットの後ろから首元に腕を掛ける
そこへ俺が正面から猛ダッシュで走り込んで「クロス・ボンバー!」の一声と共にラリアットを喰らわす!
ターゲットは「ゲフンッ!」と声にもならぬ声で 大ダメージを受け反撃する力も残らなかった。
当に「必殺技」の名に恥じぬ「必殺技」なのだ!
原作ではここで相手のマスクを奪うのだが さすがに覆面学生はいないので マスクの代わりに「名札」を奪い取ってマスクとしていた。
こうして4名程を血祭りに上げていったのだが さすがに悪い事するヤツの数も多くなく 次第にターゲット不足に陥った
仕方が無いのでこうなると、とうとう手当たり次第にマスク(名札)を奪おうと武道と相談して 何一つ悪事を働いていない
クラスの生徒にも毒牙に染め上げていく事になったのだ
かれこれ10人いくか行かないかあたりだったと思うが 順調にマスク(名札)も集まり今日もマスク狩りを楽しむために
クラスの一人を渡り廊下で襲い俺達の必殺技「クロス・ボンバーッ!!」と技を叩き込んだときだった
当たり所が悪かったのか、そいつは技が決まった直後 ズルッ!とその場に倒れ 気絶してしまったのだ・・・
こうなるともう「完璧超人」の俺と武道は職員室に呼び出されて「何をやったんだっ!?」と尋問された。
だが、まだ小学生の俺だった・・・本来なら「すみません」と平謝りするしか選択肢は残されていないはずなのに ついつい
「え、・・えっと・・『マスク狩り』・・」
そういった直後だった バチコーーーンッ!! と強烈な1撃を見舞われてしまったのだ。
そして特にいらんこと言わなかった武道にも同じ1撃が・・・
すまん・・・武道・・・
かくして和歌山の「ヘル・ミッショネルズ」は解散となり
小学校のわら半紙の連絡簿には「キン肉マンに出てくる技は絶対に掛けてはいけません」という警告文章が掲載されていたのである。