さらば青春の光
好きなミュージシャンの一人に布袋寅泰という人がいる。
今はもうほとんどの人が認知している名前ではあると思うが、
伝説のロックバンドと言われるBOΦWYのギターを経てソロとして活躍している。
解散後最初の頃は注目はボーカルの氷室の方にライトがあたり布袋はどちらかというとマイナーな部類に入るアーティストであったが
「さらば青春の光」がドラマの主題歌に使われてから万人に知られていくようになり現在に至るのである。
さて、その「さらば青春の光」を先日車内で流し聞き入っているとき フッと『青春』というものを振返ってみたのだが「青春ってナニ?」と思ったのである。
平たく言ってしまえば『青春』とは形で表せるものではないはずなので具体例があがってこない。
あえて形で表すとすれば学校の卒業式のあと きっと第2ボタンをもらいに来るヤツがいるはず と意気込んで待っていたものの結局のところ誰も来ず
ボタンだけが残り それが虚しい青春の形見となるような例である。
はやり『青春』というものが形ではなく思い出としてあるものであろう。
夕日を背にした川原の土手で男二人が殴り合いの末
「やるなお前見直したぜ」
「そういうキサマこそ ここまでやるたぁな」
「フッ 言うなよ・・・」
という定番も青春であり よき思い出の1ページである。
または恋をしている時もそうなのかもしれない、
まったくもってお恥ずかしい話ではあるが俺には学校より一緒に帰る女生徒は存在しなかった・・・
いつも仲の良い男友達3名と行き帰りを共にしていたのである。
しかし3年の後半よりそのメンバーの一人が急遽女子生徒と付き合ったのである。
俺ともう1人は完全に取り残された形となった。
特に3人の仲に深い傷ができたわけでも無かったが行き帰りに支障が出てきた、行きは3人近所なのでそのまま集合してGOであるが問題は帰りである。
今まではクラスが違えども3人集まって帰っていたのであるが そうもいかなくなってしまった、
慣れない最初の頃はそいつを待っており校舎の向こうより姿が見えると「○×〜遅いやんかぁ」と発すると横には女性の姿があるのである、
当然そいつは男の友情と彼女との狭間に立たされることになるのであるが毎回我々は切り捨てられるパターンに入る。
もうマンガやドラマではまさに『絶対にこんなヤツらっているよな〜』と言われるような3枚目にもならない役どころを見事にこなす結果となっている。
そして取り残された我々2人は
「ほな・・・帰ろっか」
「そうやな・・・帰ろう・・」
と自転車をキーコキーコとこぎ帰路に着く見るも寂しい後姿こそ『青春』として残っているのであろう、
青春を考えた数秒後にこの10年程前の姿が鮮明に映し出されることとなる。
さて この後の我々は「彼女作ろうプロジェクトパターン2’』というものが実際に発動される事になるのだがそれは 別の話とする。