
劉備 玄徳 「三国志 21巻」より
劉備については、前回にも記載した通り優柔不断で 他人の意見は自分の意見という思いあがりがあると書いたが
どうもコヤツの傍若無人振りはそれだけには留まらないようである
お人好しの劉備は 呂布を招きいるものの速攻で小沛を落とされ 落ち延びている最中
劉備の偽徳に騙されている村人が 食べ物を献上しようと劉備に接触し、「小沛の玄徳様ではございませぬか?」と
尋ねるのだが コヤツは自分の身を案じてくれる農民と追手の区別もつけられないのか
劉備であることを隠し、国の元である民をここでも騙すのである。

しかし、農民には1コマで「用心してるな」とバレバレ、 農民一人も騙しきれない男では
中国統一どころか蜀の建国もあやしいものだな
「三国志13巻」より
そして、逃亡する先々の道には民からの『劉備への食物』が密かに献上されていた
だが、残念ながらこの男の口から「劉備ではない」と宣言されているのだ
そのクセにこの自称・劉備似の男は その食物を、あろうことか頂戴してしまうのである。
自分で「劉備ではない」と言ったのに・・・


コラ、貴様は劉備じゃないんだろう? 食べるなよ
劉備には生きる気力を与えているが、偽者には勇気は与えられておらぬ
民を愚民だと思ってバカにしやがって
「三国志13巻」より
このようにして国家の基盤となる民を騙くらかして己の腹を膨れさせる どの君主よりもこれは酷い・・・
その後は曹操に助け出され、呂布を討ち献帝に面通しを行いここで 皇族の身内だと判明するのである
たぶん、どっかに同姓同名がいたんだな きっと・・・。

これからの贅の限りの生活を思うと今から 嬉し涙が留めなく溢れ出て来る劉皇叔
「三国志15巻」より
藁を編んでいる時の方が 活き活きした表情しているようだけどもな
だいたい、回想シーンで一番世話になった母親が出て来ないとは一体どういうことか?
苦しい時代は自分一人で乗り切ってまいりました とでもコヤツは思っておるのか。
出世街道を進んだ劉備だが、曹操を裏切り アッというまに親戚の劉表宅に転がり込んだ
当然、タダ飯ぐらいは周りの重臣に疎まれ 蔡瑁に狙われ命からがら司馬徽の家に逃げ込む
ここで司馬徽に劉備軍は筋力バカばっかりなので このままだと危ういと説かれ
伏龍か鳳雛を得れば天下を握れると聞くや否や 1コマで「誰か教えてよ」と探そうとする様子もなく すぐに聞きたがる



そういうのはな・・・世の中では「クレクレ君」と呼ばれるんだぞ
「三国志20巻」より
なんでもかんでもすぐに他人が教えてくれると思うなよ
だいたいなんだ、人物名を聞くだけならともかく、連れて来いだと?
しかも「この玄徳のために」と自分で言うか・・・皇族の仲間入りしたと思って 偽り謙虚ささえも とうとう無くなったか
そのクセにだ!
親戚の劉表の子の劉[王奇]が 継母に命を狙われているのでどうしよう?と相談を持ち掛けると

自分の事でないと おざなりな返事しかするつもりのない劉皇叔
「三国志20巻」より
自分は、人の名前を聞くだけで散々必死に聞きまくっていたクセに
親戚が命を狙われているのに 世間一般の生返事程度のことしかしないとは・・・
「そこまではしますまい」と言ってるが 普通に考えて 命を奪おうとしてるヤツが
孝行されても それが通じて改心なんか無理だろう・・
だいたい 当の発言者は 曹操、袁紹、劉表と行く先々で タダ飯食わせてもらい兵まで与えて貰うような大恩を受けても
まんまと 居候先を裏切るヤツなのだ。
それが孝行を口にするとは片腹痛い話である
しかもこの男は曹操と連合した時に捕らえられた呂布を前にして
彼の処刑を決定付ける一言を放つが、コヤツの事を思えば呂布なんぞは可愛いものである

蜀を取った時に この台詞を是非とも思い出していただきたいものだ
「三国志14巻」より
曹操に世話になりっぱなしになった挙句に、彼を裏切り、袁紹に身を寄せつつ関羽に袁紹を襲わせ
疑われて立場が危うくなると 袁紹を見限って劉表を頼り
曹操に攻め込まれると 荊州をほったらかして逃亡
呉が赤壁で勝ったにも関わらず 荊州を孫権から盗み取り
決定的なのが、蜀を救うと救世主を名乗り そのまま蜀を強奪
お前、捕まったら 即斬首だぞ・・・
劉備の人生はまだ半分、これからも悪事は続くのである