
さて、曹操が赤壁で火計により船を焼き払われ太史慈や甘寧に追い討ちを食らいほうほうの体で逃走することとなる。
もう軍も壊滅。
なんとか烏林の付近まで逃げてきて一安心したのか
はたまた痛恨の敗北で頭がおかしくなったのか曹操は急に愉快そうに高笑いしはじめる。

そりゃ部下もこんだけ大敗を喫しているのに急に笑い出されては「?」も出るよな
「三国志26巻」より
何かと思えばこの地は伏兵を置くのに適しているから
自分がもし周瑜や諸葛亮の立場なら ここに伏兵を配置し残軍を全滅させるのに
それをしない2人はたいした器じゃないな とエラそうに部下に説明
それを聞いた部下も さすがは曹操様! と言わんばかり。

ありがたいご高説をドヤ顔で語る大王
「三国志26巻」より
そもそもそれ以上の手抜かりがあったから敗北したのではないのか?
今回の敗北は偶然と自分に言い聞かせてる最中であった
その言う伏兵を率いた趙雲がまさに高説を言い終わったころを見計らって現れる。

そんな趙雲の過去の武勇伝を説明してる間にさっさと逃げろ
「三国志26巻」より
ここで部下が趙雲軍を全力で防いでいる間に懸命に逃げる曹操、この時周りには30人ぐらい・・・
趙雲の追撃をかわしたはいいが、ここで急に腹が減って旅は続けられんというので民家から食料を徴収するという暴挙に出るのだ
徴収と言うと響きはまだマシで 実のところは応じない民は打ち首だと脅し食料を奪う、何の事は無いただの略奪である。
食料も手にして一安心していると前方に軍馬の影が・・

もうダメだと思ったのか 曹操も戦うよりも逃げる道を選択 皆殺し覚悟だ・・・
「三国志26巻」より
敵だと思った影は同じように逃げ延びていた許チョと李典。
もはやこの段階で敵と味方の区別が出来ないほど動揺しているのがよくわかる
なんにしてもこれは完全に部下のミスリード・・・
普通ならこんな非常状態でパニックを誘発するような部下の発言は斬首ものだ
頼もしい部下と合流して先ほど奪い取った食料で腹ごしらえしようとしているところへ
今度は張飛が伏兵として現れる。
張飛の恐ろしさを十分に目にしたことのある曹操は張飛が目の前に現れただけで我を失う始末。

腹が減りまだ飯も食べておらずクタクタだというのに
もうダッシュで馬に乗り単騎で逃げ出した
「三国志26巻」より
他の連中はまだ飯作ってる最中だと言うのに一人スタコラ逃げ出しやがったのだ
ちょっぱやじゃねーか!
ここでも逃げ出し進んで行くと 華容道と山路のある分かれ道に遭遇
その片方の山路から煙が上がっているのを目撃し部下が別の道を選ぶよう進言するが
さすがは兵法に長けた曹操、逆に煙のない華容道に伏兵がいると推察しここでも自身満々に
部下に高説を垂れ山路を選択。

いざ!ハズレの山路へ!
「三国志26巻」より
その山路を進んで行く最中に雪が降る始末でもう敗軍で心も折れてるのに踏んだり蹴ったり。
にも関わらず大量の水が溜まっている所に出くわし兵士にさっさと橋を作るように命令する大王
一体誰の不覚のおかげで兵がこんな目に遭っていると思っているのか。

そりゃ張飛見ただけで誰よりも早く逃げ出す俊敏さから見ればグズグズしてるようにも映るわな
「三国志26巻」より
この雪の降る極寒の中、逃走生活でクタクタな上冷たい水の中で作業させられてりゃ仕事もはかどる訳がない
ただ兵士の人数が少なく今は一人でも貴重なはずなのに はかどらない兵士を見せしめとして処刑して行く始末。
飯も食わせてもらってないのに・・・・
多数の犠牲をここでも出して橋を作りゴールまでもう少し。
雪も止み平地に出ると 今度こそ安全と思って気持ちが大きくなったのか
よせば良いのにここでもまた大言を吐く大王様。

こんだけボロボロにされて、よくもまぁ相手を能無しだと・・・
俺が横にいる部下なら聞いてるだけでも恥ずかしくて仕方がない
というか、毎回見事に自分でフラグを立ててるな
「三国志26巻」より
もう言うなって・・・こんなセリフ確実に伏兵を呼び寄せる召喚魔法ではないか
案の定 それに呼び寄せられて最後の伏兵である関羽が現れる。
よくもまぁさっき「孔明の手には乗らん」と言い切ったばかりなのに 見事に孔明の手玉に取られているではないか。
関羽を見た曹操だけではなく、兵士も関羽を見てもうダメだと思ったのか
ヘナヘナとその場にへたり込み誰も立つ気力も無い始末。
赤壁で丸焼きにされ、趙雲に追われ、ご飯を食べる直前に張飛に襲われ
道を誤り極寒の中で最後には関羽が立ち往生・・・・
曹操にこれ以上ない屈辱が与えられているのに 程イクと思われる部下から冷静にこんな一言が・・・

至近距離に関羽がいるのに こんな説明している間に頭に偃月刀を振り下ろされていてもおかしくはない
「三国志26巻」より
敵伏兵が目前にいるのに、油断しきって関羽の経歴をのうのうと述べる程イクなんぞは
曹操に頭をぶん殴られても文句は言えぬ。
まったくもって曹操の言うとおり、いまさらそんなこと言われなくともわかっておる。
程イクから関羽は恩義に厚いので過去の関羽への恩をたてに見逃してもらうように進言され
さすがは弁舌にも長けた曹操、関羽に昔曹操の元を離れる際五関の守将を斬った事を
咎めなかったと言い出して新しい恩義を感じさせて関羽に見逃してもらいやっとのことで南郡に到着する。
南郡を曹仁に任せこの戦いの仇を討つことを近い都へ帰って行く。
この後、また漢中等で蜀軍に痛い目に合わされるのだが それはまた別の話で。