梟雄 董卓


董卓 仲穎 「三国志 7巻」より

三國志の物語の序盤の鍵を握る人物として、董卓は一番に名があがるであろう。
宮中がゴタゴタしているドサクサに紛れ 帝と陳留王を捕獲してしまう。
横光版では どうみてもナイスタイミングで出くわした袁紹が そのまま帝を連れて行こうとするところへ
帝や陳留王ともしらず 董卓軍が包囲してしまう そして気が付けば袁紹よりも董卓が帝を守った英雄扱い。
まったく・・・袁紹は一体なにをしているのか、こんなボンクラがよりにもよって 後の董卓討伐軍の総大将になるのだから因果なものである。

さて、その「因果」な話だが 董卓が帝を宮中へ連れて行き何皇后の話題でこんなシーンがある。


李儒はもっと普通の姿勢で喋れんのか・・・?
「三国志4巻」より

いや、仰るとおりである、諸葛亮も反論できぬ程の全くの正論なのだ。
だがゲームでは知力90近くの李儒に向かって 「因果応報ということばを知っておるか」とはどういうことか
自分のこれからの数々の悪行を棚に上げて よく言えたものである。
いや、逆にこんな所で自軍の軍師に人生教訓の教えを説く優しい董卓はもはや董卓ではない。
容姿からしても怪しいと思っていたのだ、他のゲームや漫画の董卓は モジャヒゲ面に肥満体を晒している。
にも関わらず 慈悲深い横山先生にかかれば ブー董卓も スマートどころか顔なんかは痩せこけている始末である。
と 出だしの少しだけは知力、人望に申し分無い様なフリをしていたが そのメッキも徐々に剥がれていく事となる。

この後 丁原との戦いで丁原の養子の呂布に襲われ あわや九死に一生を得るというピンチに直面。
もうあと少し遅かったら確実に呂布に射殺されていたであろう場面があるのだが
この時の董卓の馬は なんと真っ白!


一番奥のヤツはいいとして、手前の2人のベタ塗りは勘弁してやれよ そんなに忙しかったのか横山先生・・
横「ひぃぃ助けてくれ」  アシ「締め切りはもうすぐです」
「三国志4巻」より

なぜ赤兎馬に乗っておらぬ?
まだ呂布に名馬・赤兎馬を献上する前にも関わらず赤兎馬に乗っていなかったのだ。
名馬と言われ最初は呂布に渡すのも乗り気でなかったにも関わらず戦場で騎乗していないのである。
赤兎馬に乗っていれば駄馬に乗ってる呂布なんぞは怖くもなんともなかったはずなのだ。
おかげで「ひぃぃ」などと情けない声を出す必要もなかった・・・

結局この後は 赤兎馬と呂布のトレードが成立し丁原を斬った呂布が降ってくる。
この報に喜びが隠せない董卓は ナント呂布に『黄金の鎧』を褒美に与えるのだが 実際問題、柔らかい材質の黄金の鎧なんぞは 戦場では何の役にも立たない。
呂布もかなり引いたのか お礼の言葉も途中で絶句である


こんなものは即 質屋行き決定である
「三国志4巻」より

挙句の果てには こんな金の掛かった鎧一式を与えたにも関わらず 活躍するどころか 呂布がこの鎧を着用したシーンなぞは
1コマすらも見当たらないのである。
さすがは董卓、徐々に低人望にエンジンが掛かってきた様ですこぶる調子が良い。

この後も帝を陳留王に変え 少帝と何皇后は李儒との打ち合わせにより抹殺。
その首を見て 酒がまずくなっただのと言うのだが 不味くなるどころではないのだが 「花見に行こう!」と
女性陣を誘いオシャレなマイカーでお出かけ


当時にしては 高出力の『4馬力車』高級品デス
「三国志4巻」より

全く何が 見渡す限り続く土地が庭 なものか?
見ての通り 周りは人や建物どころか草木1つもないただの荒野である。
地面も整備されていない こんな荒地で何が庭だ まったく・・モノは言いようとは当にこのことである

こんなバカな事言ったりやったり してるうちに曹操が誰に頼まれたワケでもなく王允より七星剣をせびって董卓暗殺へ向かう。
しかし、コヤツ乱世の姦雄のくせして暗殺に失敗し 口八丁で馬を貰いそのままトンズラするのだが
なかなか帰ってこない曹操に董卓は少し苛立ち気味の所へ呂布のこの一言


なんとなくって・・・なによ?
「三国志4巻」より

続けざまに 董卓もこの一言


だから・・・なんとなくってなによ?
「三国志4巻」より

阿呆かこの2人は・・・曹操というか この2人の方が「おかしい」
さて その態度がおかしくなったと思われる原因のシーン


董太師暗殺未遂の決定的証拠写真
「三国志4巻」より

明らかに命を狙われてる

正真正銘の現行犯である・・・
にも関わらず董卓は寝転んでる後ろで 他人が剣を片手に迫ってるというのに
曹操が「剣を拭ってました」と言えばそれを信じた上に「なんとなくおかしかった」とは一体何を言っているのか?
「なんとなく」どころか絶対に怪しいと思わぬこのボンクラ太師との気が知れぬところである

こんなボンクラ董卓だから 貂蝉の色気にまんまと引っかかり 呂布にも裏切られ
54歳でこの世を去るのである。


血まみれなりつつ 挙手して発言する董太師
「三国志8巻」より

にしても董卓は悪人らしく手を叩いて人を呼びつけるのが好きなようで 三國志の中でも序盤の数巻の登場にも関わらず
比率にするとかなり手を叩いているのだ、まさに悪役の代表的行動である。
まさに悪役としての態度が板についている
最後にそのシーンを御紹介したいので御覧いただきたい


さすがは悪役 例の4馬力馬車も拍手1発で準備完了
「三国志4巻」より


忠誠度の上がらない黄金の鎧も拍手1発
このコマだけは董卓の顔も優しいし パンパンの文字も可愛い感じだ

「三国志4巻」より


とうとう軍師の李儒まで拍手呼び出しの始末
「三国志5巻」より